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ハーブ講座

始めよう 楽しもう ハーブ Vol.93 フジバカマ

 本年最後の月になりました。園芸は何年やっても新しい発見があります。今年うまくいっても、来年はどうかわかりません。種まきひとつにしても、このようです。飽きない楽しさがあると思うのですが、皆さんは如何でしょうか?

今回はフジバカマをご紹介します。

フジバカマ
フジバカマ
英名 thoroughwort  学名 Eupatorium japonicum   和名 フジバカマ 藤袴
別名 香草 (中国名)   キク科  耐寒性多年草

 東アジア原産で、「秋の七草」の一つとして古くからある古典植物です。奈良時代に中国から渡来し野生化しました。しかしながら、現在は野生ではなかなか見られず、準絶滅危惧種に指定されています。
 大株になると草丈が1m〜2m近くなる大型植物です。日当たりと水はけのよい所に植え付けましょう。繁殖は秋に播種するか、株分けで増やします。2月頃地下茎が動き出し、地上に新芽が出てきます。暖かくなる4月には新芽が出そろい、この頃緩効性肥料をやると、夏にかけて大きく生長します。葉は対生し下の方の葉の多くは3つに深く切れ込んでいますが、上部の葉には切れ込みがありません。葉縁には鋸歯があります。

葉の形はいろいろ、散房花序、2裂した花柱が伸びる

 開花期は8〜10月で、茎頂に散房花序につきます。頭花はやや紫を帯びた白色で5個の筒状花が総苞に包まれています。筒状花の中心部から花柱の先が2裂に分かれ長く伸びてきます。まるでイソギンチャクの触手のようです。花後は赤紫色に変色した総苞が目立ってきます。やがて白い冠毛をつけた種(痩果)が満を期して風にのっていく、風散布の方法で繁殖します。

花後の状態、冠毛をつけた種

 蕾の時に全草を採取して、2〜3日乾かすと、香りが出てきます。生乾きの時に独特の甘い香りを放ち、この香りの成分はクマリンです。後は半日陰でよく乾燥させポプリ(匂い袋)として使います。乾燥したフジバカマはお茶、匂い袋、防虫剤、芳香剤などに使用します。また蝶の「アサギマダラ」が吸蜜する植物としても知られていますね。

 現在園芸店で販売しているものの多くは「サワフジバカマ」で「サワヒヨドリ」と「フジバカマ」の交雑種だそうです。茎が赤く、葉がすべて3裂であるのが特徴です。

次回はオオバコです。

グリーンアドバイザー
アロマテラピーインストラクター

 
内田 千穗

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