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ハーブ講座

始めよう 楽しもう ハーブ Vol.96 スギナ

 今年度最後の月です。日本は2回けじめをつける時があります。年の最後の12月と年度の最後の3月です。まだまだ年度の考え方が浸透しています。仕切り直しが2回でき、新しい気分になれるのはいいことでしょうね。


今回はスギナをご紹介します。

スギナ
スギナ
英名 field horsetail  学名 Equisetum arvense   和名 スギナ
別名 ツギナ  トクサ科  シダ植物多年草

 題はスギナですが、まずそれに先立ち春先に出てくるツクシの方が、先にお目見えですね。畑地の畦や川の土手などに伸びているのを見るのは2〜3月頃です。ツクシを見ると春を感じ、摘んでみたくなりました。これが姿形が違うスギナと地下茎で繋がっているなんて、聞くまで想像できませんね。「ツクシ誰の子スギナの子・・・・」の童謡を思い出します。
 ツクシは前年の9月頃から地下で芽生え始め、2月頃に地上に顔を出します。生長が早く、1日で1僂録びるようです。色は薄茶色で「袴」と呼ばれる葉が2〜3枚茎を取り巻いています。袴は先端のぎざぎざの切れ込み部分が褐色で、下方は茶色です。ツクシの頭部分は六角形の集まりで、それがひび割れてくると、中にあった胞子が風に乗り、飛び散ります。着地した胞子が水を含むと発芽して、葉のような前葉体になります。オスの精子とメスの卵で受精して受精卵ができ、それが育って幼植物になります。これがスギナなのです。ツクシは胞子茎でスギナは栄養茎です。

土手のつくし、褐色の袴、胞子を飛ばすつくし

 スギナは3〜4月に出てきます。綺麗な緑色をした、茎と葉からなり光合成を行います。主軸の節ごとに、細い棒状の葉を輪生させます。上に行くほど葉が短くなり、スギの樹形に似ていることからスギナと名付けられたとのことです。また、葉の先端に水滴がついていたりします。余分な水分が水孔(すいこう)という穴から出てきたものです。キラキラと光りに輝き美しいですよ。十分光合成をして養分を蓄え、12月頃に枯れて、地上から姿を消します。しかし、スギナをあなどってはいけません。このシダ植物は難防除雑草の一つで、なかなか退治できません。畑に入ってこられるのは大迷惑なのです。

スギナ、スギの形?、水孔から出る水滴

 ツクシは若いうちに(10cm位)に採り、袴を取って灰汁で茹でて料理します。苦い胞子が育たないうちに摘みましょう。また、スギナは薬用としても使われます。

次回はポピーです。

グリーンアドバイザー
アロマテラピーインストラクター

 
内田 千穗

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