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ハーブ講座

始めよう 楽しもう ハーブ Vol.97 ポピー(シャーレ―ポピー)

 4月に入り例年よりずいぶん遅れての桜開花になりました。その分遅くまで、桜を楽しむことが出来たのは良かったですね。自然環境に合わせて植物は生きているのが実感できます。残念ながら週末に雨になり、こちらの都合良くはいきませんでした。


今回はポピー(シャーレ―ポピー)をご紹介します。

スギナ
ポピー (シャーレ―ポピー)
英名 corn poppy, field poppy  学名 Papaver rhoeas   和名 ヒナゲシ
別名 シャーレーポピー、虞美人草(グビジンソウ)  ケシ科  耐寒性一年草

 紀元前2500年のエジプト古墳から、小麦と共にヒナゲシの種子が出てきたとのことで、古くから人と共にあったようです。微細な種子は拡散しやすく小麦畑の雑草として、農家の人々には嫌がられている花のようです。ヨーロッパ中部原産で、現在見かけるポピーは野生のポピーから改良したシャーレーポピーの園芸品種です。高さは50cmぐらいで、葉は羽状に切れ込んでいて、茎や葉、蕾には粗毛があります。

草姿、羽状に切れ込む葉、粗毛に覆われた蕾

 花期は5〜7月で花色は桃、紅、紅紫色などで八重咲もあります。萼片2個に覆われた蕾は、開花前は垂れていますが、開花する時には、萼片が落ちて花弁が上を向いて開いて来ます。花は直径5〜7僉花弁は4枚です。蕾の時に折り畳まれていた薄い花弁は、開花と同時に皺を伸ばすような感じで広がります。相対する2枚は他の2枚より大きく同一ではありません。子房の上に8〜12個の柱頭が放射状に広がっており、その周囲を多数の雄しべが取り囲みます。花弁が落ちた後には卵形の果実が残り褐色に熟した後、上部の柱頭の跡を除くと、微細な種子が沢山詰まっています。種子は風により散布されます。微細なもののたとえに「芥子粒のよう」と言いますが、まさにその通りです。

垂れる蕾、柱頭と雄しべ、卵形の果実

 他に花壇などでよく見かけるのは、

アイスランドポピー(Papaver nudicaule) 別名シベリアヒナゲシ、一年草、開花期3〜5月。
北半球の極地原産で寒さに強く、葉はロゼット状になるのが特徴です。有毛の花茎が伸び、花色は白、桃、黄、橙黄、橙紅など多数でとても華やかで、春の花ですね。
オリエンタルポピー(Papaver orientale) 別名オニゲシ、多年草、開花期5〜6月。
西南アジア原産で、高さは1〜1.5mになり、剛毛を持つ大型種です。花も大きく、花色、形など様々な園芸種があり、花壇ではその存在感で人目を惹きます。

 属は違いますが

カリフォルニアポピー(Eschscholzia californica) 別名ハナビシソウ、一年草、開花期5〜7月。
北アメリカ西部原産で、オレンジ色の花が群生すると良く目立ちます。蕾が開くときに萼片が取れ、とんがり帽子を脱ぐように落ちるのが面白いです。赤系花色、八重咲などの園芸品種も出ています。
アイスランドポピー、オリエンタルポピー、カリフォルニアポピー

 食用としてヒナゲシの種子は、七味唐辛子やアンパンの上にものっていますね。
 薬用植物で栽培が禁止されているのは、ケシ(Papaver somniferum) 英名opium poppy です。

次回はデルフィニウムです。

グリーンアドバイザー
アロマテラピーインストラクター

 
内田 千穗

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