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ハーブ講座

始めよう 楽しもう ハーブ Vol.110 サフラワー

 5月の連休も明け、落ち着いて物事に取り組む余裕が出てきたように思います。今年は開花が例年に比べ1週間から10日程早いようです。植物たちの育つ場所により気象条件が違います。山を歩くとその違いが良く分かり、あちらでは終わっているのに、こちらではまだ咲いているという具合に、植物は敏感に反応しています。


 今回はサフラワーをご紹介します。

サフラワー
サフラワー
英名 safflower   学名 Carthamus tinctorius   和名 ベニバナ (紅花)
別名 スエツムハナ(末摘花)   キク科   一年草


 原産地はエジプト、西アジア、地中海沿岸あたりとされています。世界各地で栽培されており、日本でも古くに渡来して、染料の材料として栽培されていたようです。学名の「Carthamus tinctorius」は「染める」や「染料になる」の意です。乾燥した気候を好み、栽培場所は日当たりよく、水はけの良い有機質の多い土壌が適しています。

 播種は春3〜4月、秋9〜10月です。直根性で移植を嫌いますので、直接花壇に直播きするか、ポットに播き根を傷めないように本葉3〜4枚頃定植させます。良く分枝しますので、株間は30儖娘茲蠅泙靴腓ΑM佞惑士仗Г任たく、広楕円形で先が尖っています。また葉縁には鋭いトゲ状の鋸歯がありますので、扱いに注意しましょう。地植えですと高さ約1m、茎の上部で多数枝分かれします。

定植適期、鋭いトゲをつける葉、枝分かれする草姿

 開花は5〜7月、枝分かれした茎の先端に、鮮黄色の頭状花序(花が集まった状態)をつけます。大きさは2.5〜3僂佞辰らとした形です。周囲の総苞にもトゲがありますので、気を付けましょう。筒状花がかたまって咲き、姿はアザミの花に似ています。時がたつと花弁は黄色から橙色、紅色に変化していきます。夏から秋に花びらが紅色になった時に刈取り、切り花やドライフラワーにします。種を採集するには総苞がふくらんで、花が枯れてから摘み取りましょう。

蕾、アザミに似た花、黄から紅に変化

 乾燥させた花びらは紅花(コウカ)といい、生薬に用いられます。また花からは赤黄色の染料が作られ、古くから貴重な「くれない」として、万葉集などにも記されています。口紅としても赤色色素は重宝されていたようです。現在では入浴剤やハーブティーとして、そして種からリノール酸を多く含むサフラワー油(ベニバナ油)が採れ、健康志向の食用油として愛用されています。

総苞が膨らむ、ドライフラワー、ベニバナ油

次回はルバーブです。

グリーンアドバイザー
アロマテラピーインストラクター

 
内田 千穗

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