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ハーブ講座

始めよう 楽しもう ハーブ Vol.116 イタドリ

 11月に入り少し冷え込む日もあるようになってきました。これから美しい紅葉の季節ですが、残念ながら至る所本来の紅葉ではなさそうです。夏の猛暑と9月の2つの台風の影響は大きいものがありました。紅く色づかないうちに枯れて葉を落としたり、ひどいのは根こそぎ倒れ、まだ無残にその姿をさらしています。多くは見られなくても、身近な木の変わりゆく色合いを楽しみましょう。


 今回はイタドリをご紹介します。

イタドリ
イタドリ
英名 japanese knotweed   学名 Fallopia japonica   和名 イタドリ
別名 スカンポ   タデ科   多年草


 道端や野原、空き地などいろんな場所に生育しています。原産地は日本、中国、台湾など東アジアです。殆ど雑草扱いですが、よく見ると花や果実はとても可愛らしいのです。

 やや湿ったところを好みますが、場所を選びません。空き地が出来ると真っ先に出現する、先駆植物の一つです。大きくなると200儷瓩にもなりますので、家庭向きではないですね。葉の形は、長さ6〜15cmの楕円形か広卵形で互生します。葉の特徴は、基部が切形で、先端は突形、はっきりとした葉脈と葉縁がゆるく波打っています。そして葉柄や茎は赤味を帯びていて、太い茎は中空です。

荒れ地に芽を出す、樹高2m近い雄株、葉の特徴

 開花期は7〜10月で、雌雄異株です。花は葉腋から複数の花序をだし、房状に多数つけます。雄花は8個の雄しべが5裂した花弁の間から飛び出していて、全体が華やかです。一方雌花は3本に分かれた花柱を花弁から覗かせています。とても小さいので、雌花の花柱を確認するには虫メガネが必要です。花後、外花被3個が翼状に広がり果実を包みます。その形はハート状とも、雨や涙のしずく状とも見えます。熟しても裂開せず、3枚の翼の中心に1個の種子があります。3枚の翼が風に乗りまき散らす風散布です。

雄花、雌花、果実

 繁殖力は旺盛で、長い根茎を出して広がります。その為、世界の侵略的外来種ワースト100に選ばれています。しかし、花や果実はとても魅力的ですね。若葉を湯がいておひたしや煮物、塩漬けなど食用として、また根茎には薬用としての利用もあるようです。わずかに紅色を帯びた花や、果実を見かけることもあります。色の濃淡は色々ですがベニイタドリと呼ばれています。

しずく状の果実、ベニイタドリ

次回はゲンノショウコです。

グリーンアドバイザー
アロマテラピーインストラクター

 
内田 千穗

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