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ハーブ講座

始めよう 楽しもう ハーブ Vol.118 セルフ・ヒール

 新年おめでとうございます。
 小寒が過ぎましたが、今の所冬らしい寒さになっていませんね。大寒ごろには、厳しい寒さになるのでしょうか。暖かいのは過ごしやすくて助かりますが、普段通り、いつもの様というのがやはり落ち着きます。


 今回はセルフ・ヒールをご紹介します。

セルフ・ヒール
セルフ・ヒール
英名 selfheal   学名 Prunella vulgaris subsp.vulgaris   和名 セイヨウウツボグサ
別名 カゴソウ 夏枯草   シソ科   多年草


 ヨーロッパ原産のセルフ・ヒール(セイヨウウツボグサ)は、日本や東南アジア温帯地域に自生するウツボグサ「Prunella vulgaris subsp. asiatica 」の近縁種です。セルフ・ヒールは「これがあればケガをした時に自分で治せる」というところから「自己治癒」セルフ・ヒールと名前がついたと言われています。セイヨウウツボグサもウツボグサも薬効があり生薬として用いられています。

 栽培場所は日当たりよく、真夏は半日陰になる所が適しています。繁殖は播種、株分けとも春3〜5月、秋9〜10月が適期です。春から生長し繁殖力は旺盛で、草丈は10〜20cmと低く横に拡がります。茎はシソ科特有の四稜形で、濃緑色の葉は対生につきます。形は楕円形、葉脈が鮮明で葉柄と葉の裏は紫色を帯びているのが特徴です。葉縁はやや波うち、ほぼ全縁で全草に粗い毛があります。

ウツボグサ、葉の形、全草に粗い毛

 花期は6〜8月で、茎の先に2〜4cmの短い花穂をつけ唇弁花を密に咲かせます。花色は個体差がありますが、目を引く爽やかな青紫色です。唇弁花は苞の中から花弁が出て、上唇と下唇に分かれます。上唇は大きく楕円形で中央に稜があります。下唇は3裂し、中央裂片の先がギザギザに切れ込んでいます。よく見るととても特徴のある花で、一輪は小さいですがそれが円を描くように立ち上がり、花茎が何本も密集するとマット状になって存在感を発揮します。花が終わると花穂は褐色になり枯れたように見えるので「夏枯草」カゴソウともよばれます。花後に地面に接した部分が分岐して先端に翌年用の新しい芽を作ります。匍匐茎で拡がりますのでグラウンドカバーに最適です。

密集して咲く花、唇弁花の形、花後「夏枯草」状態

 花が終わる頃に採集して天日干しにし、生薬として消炎や利尿薬に用いられています。また園芸品種では、花の大きなセイヨウウツボグサがあり花壇に植えられます。

次回はチーゼルです。

グリーンアドバイザー
アロマテラピーインストラクター

 
内田 千穗

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