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ハーブ講座

始めよう 楽しもう ハーブ Vol.135	セイヨウオキナグサ

 家にこもっている間に、6月になり入梅の時期になりました。季節は移り、春から夏の花に替わってきます。外出できない間、庭仕事、畑仕事ができた方は幸せでしたね。自然との触れ合い、植物にかかわることで、ずい分気持ちが落ち着きました。


 今回はセイヨウオキナグサをご紹介します。

セイヨウオキナグサ
セイヨウオキナグサ
英名 pasque flower   学名 Pulsatilla vulgaris
和名 セイヨウオキナグサ (西洋翁草)   別名 ヨウシュオキナグサ
キンポウゲ科   多年草

 原産地はイギリスやヨーロッパアルプスなど標高1200mまでの草原です。日当たりよく、水はけのよい土を好みます。原産地は冷涼な気候ですので、栽培する場合は真夏の直射日光や西日を避け、涼しい場所で育てましょう。播種は2〜4月、ポットに播き本葉などが出て、苗が大きくなったら定植します。開花までには、2年程かかります。

 原産地のアルプスでは、雪解けとともに成長を始め、全体が白い長毛に覆われています。根出葉は有柄の羽状複葉で長さ10〜15僉⊂葉にも不規則な切れ込みが入ります。また、花の下には離れて、長さ約2.5cmの総苞葉が花茎の周囲に輪生し、線状に細く裂けています。色は緑色や黒褐色などが見られます。

全体に長毛がある、羽状複葉の根出葉、花の下総苞葉

 開花期は雪解けと同時で、5〜6月頃です。根出葉の腋より花茎が伸び、先端に花径約5〜6僂硫屬鬚弔韻泙后9發10〜15僉花は杯状で斜め上向きに咲きます。花弁と思われるのは萼が変化したもので、萼片は6個で長さ3〜4僉外側はみごとな白い長毛に覆われています。萼片の中心には、中央に白色の雌しべ、外側に黄色の雄しべが多数見られます。花色は紫、黄、白などです。

花、萼片外側の白い長毛、雌しべと雄しべ

 花後萼片は脱落し、風力を頼りで種子をまき散らす為、花茎は長く伸びます。高さ30cm位になり、その頃には、花柱も褐色を帯びた長い冠毛に変化しています。冠毛のついた果実は、痩果です。この姿が白髪をなびかせた翁に似ていることから、オキナグサ(翁草)と名付けられました。秋には全草が枯れ休眠に入ります。全草に有毒成分のラナクリン、プロトアネモニンを含み、薬用として利用されているようです。

 日本産のオキナグサ(Pulsatilla cernua)は、現在絶滅危惧粁爐砲覆辰討り、開花期は4〜5月ですが、自生で見つけるのは困難です。赤褐色の花を下向きに咲かせるのが特徴で、白い毛が密生しているのは同じです。

花茎が伸びる、冠毛のついた果実、オキナグサ

次回はタツナミソウです。

グリーンアドバイザー
アロマテラピーインストラクター

 
内田 千穗

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