初めての方へ
実例集
特集
おすすめ商品
会社案内
ホーム > Vol.151 アケビ

ハーブ講座

始めよう 楽しもう ハーブ Vol.151	アケビ

 10月に入り、北海道の大雪山では紅葉も盛りだとか。関西ですと例年11月中旬から12月上旬にかけてです。全面紅葉も良いですが、山の斜面の色づかない葉の緑と赤黄色のコントラストには、更に目を奪われます。四季があることに感謝せずにはいられません。


 今回はアケビをご紹介します。

アケビ
アケビ
英名 five-leaf Akebia   学名 Akebia quinata
和名 アケビ  アケビ科   つる性落葉低木

 東アジア原産で(日本原産とも言われます)、日当たりから半日陰の山野に見られます。つるは長さ5m以上で、左巻きに他の植物に巻き付き、古くなると木質化します。写真のアケビは高木に巻き付いたので、どんどん伸びて10m以上です。

 葉は短い柄を持つ小葉が5枚集まった掌状複葉で、長い葉柄があります。葉のつき方は、新しく伸びたつるには互生、古いつるには束生します。小葉は長さ3〜6僂猟溝扮澤舛如∩官錙¬橘咾任后

蔓の姿、葉のつき方、葉の形

 花期は4〜6月、葉腋からぶら下がる総状花序の基部に1〜3個の大きな雌花、先の方に雄花が5〜10個つきます。蕾は丸くふっくらとしており、これが3裂開します。雌花は長い花柄を持ち、白色から淡紅色の花弁に見える3枚の萼片と、紫色の円柱形の6〜8個の雌しべからなります。雌しべの先端の紅紫色の柱頭は、粘性があり花粉がつきやすくなっています。花序の先端につく雄花は、雌花に比べ小さく花柄も短いです。3枚の萼片の中に花粉をつける雄しべが6個あり、葯は外向きにつき縦に裂開します。雌雄は形が違うので容易に区別できます。

蕾、雌花と雄花、雌花

 異株の花粉による受粉でないと結実しないようです。受粉でき実るのは1果柄に1〜3個です。果実の成熟は9〜11月です。果皮は厚く淡紫色に色づき、約10cm長楕円形のナスやラグビーボールの形をしています。熟すと腹縫線に沿って縦に裂け、中から白い半ゼリー状の果肉が表れます。多数の黒い種子を含み、甘く食べられます。秋の山行きの楽しみです。つる性の茎を輪切りして乾燥したものを「木通」(もくつう)といい生薬として用いられます。新芽や果実は食用に、つるは細工物に、庭木としても利用されています。

 ほかにゴヨウアケビ[Akebia pentaphylla](アケビとミツバアケビの交雑種)、ミツバアケビ[Akebia trifoliata] などがあり、果実はそれぞれ食べられます。

上満開の花 下萼落下後の雌花、形いろいろの果実、上ゴヨウアケビの雌花と雄花 下ミツバアケビの雌花と雄花

次回はイチョウです。

グリーンアドバイザー
アロマテラピーインストラクター

 
内田 千穗

ハーブ講座一覧へ>>