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ハーブ講座

始めよう 楽しもう ハーブ Vol.152	イチョウ

 木々も色づき、近畿の山でも紅葉が見られます。赤系に色づく木、黄系に色づく木、緑のままの木、それぞれがあって、目には美しく感じます。これから秋の草花も終わりに近づき色あせてきます。寒さに強い冬春花壇の草花の出番になります。


 今回はイチョウをご紹介します。

イチョウ
イチョウ
英名 maidenhair tree   学名 Ginkgo biloba
和名 イチョウ  別名 ギンナン  銀杏
イチョウ科  落葉高木

 裸子植物に属し、中生代のジュラ紀から新生代の第3紀にかけての化石が発見され、多くの種があったようですが、現在は中国原産の1属1種です。潮害、煙害に強く、耐寒、耐火性があり、街路樹や寺社の境内によく植えられています。

 日当たりよく、水はけが良ければ土質は特に選びません。播種は10月、3/下〜4月です。雌雄異株で、一般に雌株の枝は横方向に、雄株の方は上方向に伸びるようです。高さは10〜30mと高木で、日本各地に天然記念物に指定された、巨木が点在しています。

 葉は長い葉柄のある扇形で、葉脈は数回2又に分岐しながら平行に葉縁まで走ります。葉の大きさは長さ約10僂如△修侶舛話羆で分裂する、不規則に浅く多裂する、殆ど分裂しない、など多様です。葉のつき方は長枝では互生ですが、短枝では5〜6葉が束生します。老樹になると、鍾乳石のように気根が太い枝から垂れ下がり異様です。

樹形、上 葉の形 、下垂れ下がる気根 、上 葉のつき方 長枝では互生 下  短枝では束生

 開花期は4〜5月で雄花は短枝に束生し、らせん状につく多数の雄しべは、花糸の先に2個の葯胞をもちます。雌花も短枝に束生し、長い柄の先に2個の胚珠をもち、先端は受粉しやすいように粘液で水滴のようです。風媒花ですので、風に運ばれた花粉が胚珠の花粉室に付着することにより、受粉が行われますが、最終的に精子の核と卵細胞の核とで受精がなるのは、9月ごろです。

雄花、花粉放出後の雄花、雌花

 10〜11月頃に成熟し、ギンナンと呼ばれます。臭いの強い肉質の部分(外種皮)にはアレルギー性皮膚炎を起こすギンコールやギンコール酸を含んでいるため、素手で触るとかぶれます。中には硬い殻(中種皮)と薄い茶色の渋皮(内種皮)に包まれた(仁)種子(胚と胚乳)があります。この種子が食用になる部分です。しかし、多量の摂取は副作用があり危険とのことです。

若いギンナン、熟したギンナン、外種皮には注意

次回はカリンです。

グリーンアドバイザー
アロマテラピーインストラクター

 
内田 千穗

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