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ハーブ講座

始めよう 楽しもう ハーブ Vol.153	カリン

 本年最後の月に入り、師走らしい寒さになってきました。今までが暖かだったので、より強く寒さを感じます。花壇の植え付けも終り、後は成長を見守るだけです。


 今回はカリンをご紹介します。

カリン
カリン
学名 Pseudocydonia sinensis   和名 カリン
別名 アンランジュ 安蘭樹  バラ科  落葉高木

 学名の種小名にもあるように、中国北部原産です。冷涼な気候を好み、耐寒性に優れています。苗は、2〜3月に日当たりと水はけの良い場所に植え付けます。樹高は7〜8mにもなりますが、果実が取りにくいので、3m迄に止めましょう。葉のつき方は互生で、形は倒卵形で縁に細かい鋸歯があります。

樹形、葉のつき方、葉の形

 開花期は4〜5月、小枝の先に新葉と共に、淡紅色の蕾を付けます。それがふっくらとなり、やがて花径3cm位の大きめの花が開花します。花弁は5個、淡紅色で楕円形、雄しべ(葯)は20〜22個、雌しべ(花柱)は5個です。花には2種類あり、雌しべと雄しべの両方が揃った両性花と、雌しべがなく雄しべのみの雄花があります。花弁の後ろにある萼は、倒円錐形で5裂し、裂片は外に反曲します。また花色が白色のものもあります。

蕾、上 両性花、下 雄花、白系の花

 花後受粉した子房は大きくなり始め、熟果期は10〜11月です。果実は楕円形ないし倒卵円形で、長さ10〜15cm、重さ200〜500gと重量感たっぷりです。無毛の果実は黄色で、良い香りがしてそのままで食べられそうですが、渋みや酸味が強くて硬いため、生食は出来ません。しかし、果実酒は香りがよく疲労回復効果がありお勧めです。ジャム、ゼリー、砂糖漬けにも利用されます。薬用として、薄く輪切りにしたものを乾燥保存して咳止めに煎じて飲まれます。成木になると、樹皮はうろこ状に剥がれ落ち、美しい滑らかな雲紋状の樹肌になります。そのため、床柱、家具、装飾用の加工品にも利用されます。

若い果実、色づく果実、特徴的な樹肌

次回はレモンです。

グリーンアドバイザー
アロマテラピーインストラクター

 
内田 千穗

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