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ハーブ講座

始めよう 楽しもう ハーブ Vol.156	チャノキ

 年度末の3月になりました。3月・・・ 春を感じさせる響きです。木々の新芽や道端の雑草などが、伸びようとしているのに気が付きます。まだ寒さは残りますが、その先に春が近づいてくる気配があります。3月も末になると、お花見の季節。アッという間に春爛漫になります。


 今回はチャノキをご紹介します。

チャノキ
チャノキ
英名 tea plant   学名 Camellia sinensis   和名 チャノキ
ツバキ科  常緑低木

 私たちの飲み物に一番欠かせないものは、やはりお茶でしょう。中国南西部が原産地で、鎌倉時代臨済宗の開祖栄西が、茶の製法や文化を宋より伝えたと言われています。まずは禅寺で栽培されていたのが、緑茶用に各地で栽培されるようになりました。チャノキには2種類あり、日本で栽培される小さい基本種(中国種)と紅茶に適した性質の大きめのアッサム種(原産地はインド、スリランカ、南アジア)です。

 熱帯から暖帯産ですので、日当たりの良い場所が適地ですが、耐陰性もあります。土は酸性土壌を好みますので、pH5〜6位が適しています。葉は濃緑色で光沢があり、長さ4〜10僉幅2〜4cmの長楕円形で、葉脈は凹み、葉縁には細かい鋸歯があります。葉は互生につきます。樹高は2m位ですが、栽培では毎年新葉を摘み、剪定もしますのでもっと低いです。

葉の形、葉のつき方、草姿

 開花期は10〜12月初旬で、葉腋に花柄をねじりながら下向きにつきます。蕾は丸く花弁を包んでいた総苞が割れて、花が開き始めます。花は白色で径2.5cm位、花弁は5個、雄しべは多数で葯は黄色、花糸は微黄色で基部にわずかにつながっています。雌しべは1個で、柱頭は3裂します。

蕾、雄しべ多数の花、3裂の雌しべと雄しべ

 果期は翌年の9月頃で、直径約2僂隣┻綏舛能呂垢畔裂して暗褐色の種子を1〜3個出します。種子は1〜1.5僂竜綏舛婆分を多く含みます。種が落ちそこで発芽することがよくあります(実生苗)。

果実、種子、実生苗

 飲料として、世界の半数の人々に飲まれていると言われ、緑茶、半発酵のウーロン茶、発酵の紅茶に分かれます。薬用として若葉(茶葉・ちゃよう)は頭痛、下痢、食べ過ぎ、のどの渇きに、種子(茶子・ちゃし)は痰が出る咳に薬効があると言われています。

お茶の主要成分は3成分で、この3成分でお茶の味が決まるそうです。
.フェイン アルカロイド 苦味、神経興奮作用
▲テキン  フラボノイド 渋み、苦味
テアニン  アミノ酸   うま味(甘味)

 栽培では機械で摘み取るので、一面に刈り取られた茶畑は美しいです。 また、日本には茶道があり、緑茶を粉末(抹茶)にして茶筅でたてて飲む習慣もあります。甘みのあるお菓子と一緒に飲むのは、気持ちがゆったりとなる一服です。

茶畑、お茶道具

今回が最終回です。13年の長い間有難うございました。

グリーンアドバイザー
アロマテラピーインストラクター

 
内田 千穗

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