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ハーブ講座

始めよう 楽しもう ハーブ Vol.23 ローレル

 昨夏は異常に気温が上がった夏でしたが、今冬は逆に関西でも最低気温が零下になる寒さです。全国的にも日本海側は大雪警報で太平洋側は異常乾燥と厳しい気候ですね。自然のサイクルに一喜一憂する日々が続いていますがみなさまの所はいかがですか。気温も低く植物はじっとして、温度が上がる春を待っています。樹木はその間にも新しい芽を作っているのはすごいですね。

今回はローレル(ベイ)をご紹介します。
ローレル メイン
ローレル
英名 laurel, sweet bay クスノキ科 常緑広葉樹 学名Laurus nobilis
和名 ゲッケイジュ(月桂樹)、ローリエ(仏語)、ベイ

 ローレル、ローリエ、ベイ、ゲッケイジュ(月桂樹) いろんな言い方がありますが、全部同じ物です。庭木としてお家に植えられている方も多いのではないでしょうか。花言葉は「栄誉と勝利」「幸福と誇り」。原産地は地中海沿岸で、古代ギリシャの四大競技会の一つ都市国家デルフィのピュティア競技(音楽と演劇の競演)の勝者に贈られるのが月桂冠だったらしいです。ちなみにオリンピアのオリンピック競技会の勝利者に贈られるのはオリーブの冠であったとのこと。いずれにせよ、古代から芳香のある樹木は大切にされ、重要な役割を担っていたのですね。

 ローレルは雌雄異株なのです。皆さんが見られるのは、ほとんど雄木でしょう。雌木はなかなか見かけません。4〜5月に開花しますが、雄木の花(雄花)の方が雄しべが沢山出て華やかです。雌木の花(雌花)は雌しべを中心にした清楚な花です。そして、花が終りかけの時にはもう受粉して子房が膨らんでいます。この果実は秋に径1cm位の暗紫色に熟します。花色はやさしいクリーム色が一般的ですが、珍しいピンク色の雌花も見かけました。また、広葉、柳葉、黄葉、斑入り葉などの園芸品種があります。光沢と芳香のある緑色の葉をもつローレルは、記念樹として庭木や鉢植えにふさわしいですね。

雄花、果実を付けた雌花、ピンク色の雌花

 暖かい地方育ちですので、苗は日当たりのよい場所に4〜5月か9月頃植えつけます。水はけ良く乾燥気味の土壌が適しています。萌芽力の強いローレルは、放任すると枝が伸びて大きくなりすぎます。萌芽前に内側の風通しと日当たりを考えて、枝を切り戻したり、すかしたりしましょう。それは周年発生するカイガラムシやすす病の病害虫予防のためにも大切です。繁殖は取り木、株分け、播種などありますが、7月中旬に若い枝を赤玉土に挿すのが一番手ごろですね。

カイガラムシ、すす病、7月挿し木

 ご存知のようにローレルの葉はシネオール、ピネン、ゲラニオール、リナロールなどの精油成分を含みます。それが乾燥させると特有のさわやかで甘みのある香りになるのです。肉や魚などの生臭みを消し、味を引き立てます。ブーケガルニとして煮込み料理、カレーに入れるのはもうお馴染みですね。ピクルスにいれてもよいでしょう。また、防虫効果があるので、米びつの虫除けに2〜3枚入れるのも手軽ですね。そして、リースやポプリ、神経痛に効果があるといわれる入浴剤にも利用できます。


ハーブ豆知識

ブーケガルニ(bouquet garni)

 フランス語でブーケガルニとは「香草の束」のことです。肉や魚の生臭みを消し、味を引き立てる目的で使われます。基本はローレル、タイムの乾燥葉、セロリ、パセリなどをタコ糸で束ねて使います。 肉・野菜用には(ローレル、タイム、パセリ、セロリ) 魚用には(ローレル、レモンタイム、セロリ、パセリ、フェンネル) などが合います。では作ってみましょう。

材料

 肉・野菜用・・・乾燥ローレル、乾燥タイム、セロリの茎、パセリ

 材料を揃え、セロリの茎の中に差し込むように入れ、タコ糸で束ねます。調理後取り出せるように、糸は少し長くし鍋の縁に掛けられるようにします。

材料のタイム、ローレル、・・・、タコ糸で束ねる

 ハーブを育てている方は、いつでもできますね。もうすでに使われているかも・・・。まだの方は是非試して見てください。また、ご自分で組み合わせてオリジナルを作ってもいいですね。

次回はサントリナと防虫ポプリです。


グリーンアドバイザー
アロマテラピーインストラクター

 
内田 千穗

http://hana-midori.blogspot.com/ブログ「世界の花とみどり」 旅人花みどり 


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