初めての方へ
実例集
特集
おすすめ商品
会社案内
ホーム > vol.41 アカンサス

ハーブ講座

始めよう 楽しもう ハーブ Vol.41 アカンサス

 今年の夏も猛暑です。熱帯育ち以外の植物にとって過酷な夏になりました。水やりが大変な時期ですね。開花中のハーブも沢山あります。私たちの熱中症に注意して、ハーブガーデンの管理を行いましょう。

今回はアカンサスをご紹介します。
アカンサス
アカンサス
英名 acanthus 学名 Acanthus 和名 ハアザミ 
キツネノマゴ科  常緑多年草

 この大型の植物は地中海沿岸、熱帯アジア、熱帯アフリカなどに約50種分布しているようです。一般によく植えられるのはAcanthus mollisで、日本には明治の末期に渡来したそうですよ。 大型のものは花茎も含めると高さ2mにもなる常緑の多年草です。広いスペースが必要になってきますので、最低1m四方は確保したいですね。 長く伸びた花茎はよく目立ち、その存在感は抜群です。植え付け場所は日当たりから半日陰、乾かしぎみに育てます。 耐暑性、耐寒性がありますので、気を使わなくても大丈夫。そして肥料はほとんど必要ありません。肥料をやりすぎると大きくなりすぎて困りますよ。

 大型の葉は育ちにもよりますが長さ70儖漫濃い緑色で光沢があり、縁は深く切れ込み先が尖ります。春に根元から葉柄が出て新葉が展開しますが、そのつやのあるみずみずしい葉はとても美しいですよ。古くから西洋建築や美術でアカンツス模様としてモチーフにされていた歴史ある植物です。
 開花期は6月〜8月で、根元から長い花茎が葉の上に立ち上がってきて、その花芽は萼と鋭い刺のある苞とにしっかりと守られています。穂状花序の花は下から徐々に咲き上がり、何本も花茎が立ち上がるとみごとですよ。 アカンサスの学名はギリシャ語の「とげ」に由来し、この苞に刺があることによります。

美しい大型の葉、しっかり守られている花芽、穂状花序の花

 花は紫を帯びた褐色の萼の下に淡桃色〜白色の花弁が見えます。花の形は唇形で、上唇は退化しており、下唇の先端が3分裂しています。紫の萼と白の花弁がとてもシックで、あまりない組み合わせですね。花が終わると、受粉した種子が上下の萼と苞の間の付け根の方に緑色に見えています。これが熟すと黒く光沢のある豆のような種になります。 花弁はありませんが、上下の萼、刺のある苞、葯を付けた花糸、花柱の一部分、花の構造がよくわかりますね。花が咲き終わったら花茎の下から切り取り、また黄色く変化した下葉はそのつど取り除きます。播種時期は春3〜4月、株分けは春3〜4月、秋9〜11月に行います。

唇形の花、種子と花の構造

 大型の植物を入れると、花壇が引き締まりますね。しかし、大型も小型もあって始めて美しくバラエティーに富む花壇が出来上がるのでしょう。

次回はルーです。

グリーンアドバイザー
アロマテラピーインストラクター

 
内田 千穗

http://hana-midori.blogspot.com/ブログ「世界の花とみどり」 旅人花みどり 


ハーブ講座一覧へ>>