ハーブ講座

秋らしく過ごしやすい日々です。しかし、日が落ちるのが早く庭仕事をするには時間が足りないですね。 株分け、植え替えなどもう済みましたか。皆さんのガーデンはいかがでしょうか?来期のためにも、秋にできなかった物は春に行いましょう。 今回はキャラウェイをご紹介します。 |
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キャラウェイ 英名 caraway 学名 Carum carvi 和名 ヒメウイキョウ セリ科 二年草 なんと石器時代から利用されていたというハーブで、東部ヨーロッパ、西アジアが原産です。長い栽培歴史があり、葉、根、種子が利用できます。根が直根性ですので、種まきは春4月か秋9月に直播きで行います。ポットに点播きして、幼苗の頃根をくずさないように移植してもいいですね。いずれも根が深く地中に入りますので、定植場所は深く耕しましょう。種子を採る場合は大株に育つよう秋播きの方が良いようです。場所は日当たりと排水が良いところです。株間は30㎝位必要ですね。 |
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一年目の草丈は20㎝位ですが、花を着けるころには茎が伸び、高さ60~70㎝にもなります。倒れないように支柱をしてやりましょう。花が終わると種が2個入った蒴果を付けます。黄色くなった頃に収穫しましょう。長く置くと蒴果がはじけて、折角の種子が全部飛んでしまいますよ。種子は少し三日月形に曲がっています。スパイスとしてクッキーやパンに入れ、中央ヨーロッパでは欠かせない香辛料です。その香りの成分はカルボンとリモネンで甘みと芳香があり、噛むと少し苦味も感じます。 |
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ドイツ料理のザワークラウト(酢漬けキャベツ)はキャラウェイの香りが特徴ですね。口臭防止にも、利用できますよ。 次回はディルです。 |
グリーンアドバイザー
アロマテラピーインストラクター
http://hana-midori.blogspot.com/ブログ「世界の花とみどり」 旅人花みどり