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ハーブ講座

始めよう 楽しもう ハーブ Vol.62 ドイツスズラン

 初夏の暑さと、肌寒さとが入り乱れるゴールデンウイークでしたね。ハーブガーデンの多年草も、生長を始めこれから段々と勢いを増すでしょう。水やりや施肥を忘れず、しっかり丈夫に育てましょう。丈夫な植物は、病害虫にも強いのです。

今回はドイツスズランをご紹介します。

ドイツスズラン
ドイツスズラン
英名 lily of the valley  学名 Convallaria majalis
和名 ドイツスズラン APG体系 クサスギカズラ(キジカクシ)科 スズラン亜科 多年草

 スズラン(鈴蘭)というと、香りが良く鈴の形をした愛らしい花で、春に北海道で咲く花を連想しますね。もちろんそれは日本のスズラン(Convallaria keiskei )で、今回ご紹介するドイツスズランは、スズランに比べ花が大きく、香りも強く、葉には光沢があります。現在売られているスズランはこのドイツスズランがほとんどです。原産地は北ヨーロッパで、風通しのよい明るい半日陰が最適です。あまり日陰に植えますと花つきが悪くなりますし、日当たりが良すぎますと、今度は夏の暑さに弱ってしまいます。そして、用土はやや湿り気のある腐植質の多いものが適しています。谷間や森の木洩れ日の所に自生しているからですね。4月中旬頃に芽を出し、5月初旬には花を咲かせます。

芽を出した状態、開花の状態

 葉は長さ15僉幅5僂曚匹猟溝扮澤舛如■暇腓猟垢ね嬖舛浪爾諒で薄い鞘状葉に包まれています。この鞘状葉の葉腋から20僂曚匹硫峽圓鮨ばし、長さ8个曚匹猟狆眈の小さな白い花を10個ほど下向きに着けます。花の先は6裂に割れ反り返ります。中には6個の雄しべと1個の雌しべが見られます。雄しべの下が暗紫色なのが特徴です。花後は追肥をやり根茎を肥大させて、来年の花つきを良くしましょう。秋に実る果実は始め緑色ですが熟すと赤色になります。
 ここで注意していただきたいのは、この愛らしい花には毒があるということです。花、根や根茎に激しい作用のあるコンバラトキシンなどの配糖体を含みます。スズランを活けた水も有毒とのことですから、切り花にされて香りを楽しまれた後も注意しましょう。

葉腋から出る花芽、2枚の葉と釣鐘状の花、花の内側

 イギリスやフランスなどヨーロッパでは5月1日はミュゲーの祭日(鈴蘭の祭日)でスズランを贈る習慣があります。受け取った人には幸福が訪れると言われています。私もベルギーのブリュッセルでスズランを、手提げに入れた女子学生の売り子を目にしました。前日森に摘みに行き、1日限りのアルバイトとのことでした。

次回はゲットウ(月桃)です。

グリーンアドバイザー
アロマテラピーインストラクター

 
内田 千穗

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