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ハーブ講座

始めよう 楽しもう ハーブ Vol.65 ホップ

 暑いあつい毎日です。水やりもちょっとでは土に浸み込みませんね。早朝と夕方にじっくりするのがよいでしょう。また、いろんなハーブ類が繁っています。収穫をして利用しましょう。いま収穫すれば、生長期はまだ続きますので、もう一度収穫できますよ。真夏の冷えたビール。そのビールに欠かせないホップ。

今回はホップをご紹介します。

ホップ
   
ホップ
英名 hop  学名 Humulus lupulus
和名 セイヨウカラハナソウ (西洋唐花草)
別名 コモン・ホップ   アサ科  つる性多年草

 苦味や香りがいのちのビールに欠かせないホップ。その形もかわいい毬状です。原産地はヨーロッパ南部から西アジアで、日本には明治初期に入り、10年から栽培されたようです。栽培場所は日当たりの良い所です。冷涼な気候を好みますので高温と多湿は苦手、強い西日には注意しましょう。用土は腐葉土を入れて水はけを良くし、石灰質の土壌を好みますので苦土石灰を混ぜて植え付けます。ホップは雌雄異株で、種を着けさせるには雌株と雄株が必要ですが、ビールに入れるホップ腺は雌花にありますので、雌株のみの植え付けが一般的です。
 つるは10m位伸びますので、他のものに巻き付かせます。葉は対生し、心臓形又は卵形で生長すると3〜5つに大きく切れ込みます。また縁には鋸歯があります。葉柄は長く、剛毛が生えていますので触ると痛いですよ。
 

草姿、切れ込んだ葉、マツボックリのようなホップ(毬花)

 開花期は6月〜8月です。左右の葉腋から長い花柄の雌花が垂れ下がります。雌花は淡黄緑色で、多数の雌花が集まって毛花を作ります。その後、雌花に着いている苞葉が生長して重なり合い毬花になります。その姿はマツボックリのようです。苞葉の基部には黄色の顆粒(ホップ腺)があり、これがあのビールの苦みと香りになるわけです。ホップ腺には鎮静作用や消化促進などの効果があります。ホップの収穫期は8月〜9月で、熟すとばらばらになりますので、未熟な緑色のうちに摘み乾燥させます。ホップには催眠作用もありますので、ミニピローを作り枕元に置くとぐっすりです。また乾燥葉を細かくして紅茶と混ぜホップティーにして飲むと安眠効果でよく眠れますよ。蕾、若葉、若芽はゆでて苦みをとり食用に利用します。そしてパン種の発酵にも使われるようです。
 繁殖は挿し芽が4〜5月、今年伸びた若いつるを使います。しかし、花が咲くまでには3年ほどかかるようですので気長にお待ちください。株分けは芽が伸びてくる3〜4月頃です。秋には地上部のつるは枯れ、根元で新芽が越冬します。寒さには強い植物です。
 

雌花の毛花と毬花、黄色の粒ホップ腺

 関西でも最高の条件ではありませんが栽培できますので、みどりのカーテンの一つとして育てて見てはいかがでしょう。かわいい毬状のホップが、みなさんを夢の世界に運んでくれるかもしれませんよ。

次回はウッド・セージです。

グリーンアドバイザー
アロマテラピーインストラクター

 
内田 千穗

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