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ハーブ講座

始めよう 楽しもう ハーブ Vol.77 ハス

 8月に入っても最高気温が35度を超える日が続いています。今夏の暑さは厳しいですね。朝晩の水やりが大変だと思います。しかし、コンテナに植えつけた植物は、その鉢の中の水分しかありません。どうしても水やりが欠かせません。できるなら朝早くか、日が沈む夕方に水やりをして、自分の身を守りましょう。

今回はハスをご紹介します。

ハス
ハス
英名 sacred lotus  学名 Nelumbo nucifera  和名 ハス
別名 蓮花  ハス科  多年性水生植物

 熱帯の東南アジア、日本、中国などの温帯アジアと北オーストラリアが原産地です。日本でも2000年前の種子から開花した大賀ハス、1400〜3000年前の種子から開花した行田蓮などで有名になり、埋土種子がハス種子の寿命の長さを証明しました。
 葉は最初の「浮き葉」が水面上で開き、その後「立ち葉」と呼ばれるハスらしい葉が水面から大きく立ち上がります。この大きな葉は円形で直径が約40僉縁は浅く波打ちます。表面はろう質で水をはじき水玉ができます(ロータス効果)。「蓮は泥より出て泥に染まらず」、これが泥の中から出てくるのに汚れのない美しい葉を保つゆえんです。
 開花期は7〜8月で、葉より上に花茎を伸ばし頂きに花芽をつけます。ふっくらとした蕾が開花の美しさを予感させますね。花色も紅色から白色まで微妙な変化があり、園芸品種は多種多様です。蕾が開き始めて花びらが散るまで、4日間位です。いずれも午前中の開花ですので、早起きして見に行きましょう。花の中央には花托と呼ばれるものがあり、大きさにもよりますがこの穴に20〜40個の種子がつき実ります。

ロータス効果の葉、蕾、開花

 この花托を見て、何か思い出しませんか? そうです、これが私たちが毎日のように使うジョロの先を「蓮口」と呼ぶゆわれです。若い種子は食用として東南アジアでは生食します。成熟すると緑色から暗褐色となり、形は長楕円球状(ドングリのような形)です。

花托の中の種子、ハスの実売り、熟した種子

 ハスの利用では、まず泥の中の地下茎をレンコン(蓮根)として食用にします。食用のハスは一般に中国種の白花が多いようです。撥水性の葉と中空の茎をストロー状にして、葉に酒を注いで茎から飲む象鼻杯(ぞうびはい)も優雅ですね。勿論茎も茹でて煮物にしたり、サラダにしたりできますよ。ベトナムでは雄しべで茶葉に香りを付けた「ハス茶」も飲用されています。その他薬用としても用いられていて、利用価値の高い植物です。
 特に宗教との関係が深く、東南アジアの各国では、花びらを細工した花はお供えに欠かせないものです。また違ったハス花の魅力がありますね。インド、スリランカ、ベトナムでは国花として大事にされています。

お供え用ハスの花

 日本でもお盆のお供えのお花に使われますね。植物園など大きな池がある所では、ハスが育てられています。もう一度、その美しさを実感してみませんか。

次回はクズです。

グリーンアドバイザー
アロマテラピーインストラクター

 
内田 千穗

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