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ハーブ講座

始めよう 楽しもう ハーブ Vol.78 クズ

 9月に入ると少しは秋の気配でしょうか。月が替わると季節のイメージが変わります。これは四季があり、微妙に異なる季節感がある日本ならではでしょう。1日違いで8月とは違った感じの9月。園芸では秋播きの時期ですね。

今回はクズをご紹介します。

クズ
クズ
英名 kudzu  学名 Pueraria lobate  和名 クズ
別名 クズバイン  マメ科  つる性落葉多年草

 東アジアの温帯原産ですので、山野に行けば必ず目につきます。ちょっとした空地などにも進出しているのを見かけることもありますね。それほどお馴染みの植物です。日当たりがよければ土質は選びません。土留めによいのではとアメリカで植えられましたが、今では駆除に手を焼くほどになっているそうです。世界の侵略的外来種ワースト100(IUCN,2000)選定種の一つでもあります。
 繁殖は播種、挿し木、株分けなどでできます。全草に褐色の短毛が生え、大きくなるとつるは木質化します。そのつるは10m以上にも伸び、あたりを覆い尽くすようになります。多年草ですので地上部のつるを刈り取るだけでは、地下の根茎からつるが伸びてきます。葉は長い葉柄をもつ三出複葉で互生に付きます。小葉は広卵形で長さは20儖未搬腓く、多くは2〜3に浅く切れ込みがあります。

繁茂するクズ、褐色の短毛、三出複葉の葉

 開花期は7〜9月で、紅紫色の美しい花を穂状に咲かせます。小花はマメ科独特の蝶形で2儖漫∨爾硫爾ら上に咲き上がる無限花序です。根は秋〜冬にかけて掘り取り、花は咲き始めに収穫して乾燥保存します。根からとれるクズ粉は良質のデンプンを含み、くず湯やくず切りとして古くから食用にされています。消化も良く、栄養価値も高いので、寒い冬の飲み物として愛用している方も多いでしょう。根の煎液は昔から葛根湯(漢方薬)として利用されていますね。今ではあの邪魔者扱いのつるですが、布(葛布)を織る繊維として、葉は家畜の飼料として用いられていたのです。そして乾燥した花の煎液は二日酔いに効果があるとか。

花穂、花、くず湯

 古くから食用、薬用として利用されてきたクズです。繁殖力が旺盛で場所によっては困りものですが、適所で栽培され、これからも末長く葛湯や葛餅が頂けるよう願っています。また秋の七草のひとつでもありますね。

次回はミョウガです。

グリーンアドバイザー
アロマテラピーインストラクター

 
内田 千穗

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