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ハーブ講座

始めよう 楽しもう ハーブ Vol.86 ヨモギ

 風薫る5月。5日のこどもの日(端午の節句)にはよもぎの入ったかしわ餅を食べ、軒先によもぎと菖蒲の束を挿して(軒菖蒲:4日の夜につるし、5日の朝に取る)、厄除けをしますが、その時にはヨモギが主役になりますね。しかし、マンション住まいの方には、そもそも軒先がありません。都市では、瓦葺の屋根の家に住む人は多くありません。だんだん日本の風習がすたれていくのが寂しいですね。

今回はヨモギをご紹介します。

ヨモギ
ヨモギ
英名 japanese mugwort  学名 Artemisia indica var. maximowiczii   和名 ヨモギ
別名 モチグサ、ヤイトグサ、モグサ  キク科  多年草

 東アジア原産で日本ではお馴染みのヨモギです。春先日当たりの良い野原や土手などに芽生えてきます。地下茎が横に這って群落になります。生長すると1m位になって、立ち上がった茎の下方は赤く木質化してきます。葉は光を求めて茎の周囲を回りながらつくのが、上から見るとよく分かります。葉は深い切れ込みが入り、裏面には白い毛を密生させます。

 開花期は夏〜秋で茎を伸ばして、枝先に薄い褐色の小さな花を房状につけます。目立たない花ですので、顧みられることはあまりなく、花を見逃してしまいました。

 地下茎からほかの植物の発芽を抑制する物質を分泌するため(アレロパシー、他感作用)、ヨモギは群落をつくりやすいようです。

生長した草姿、葉の付き方、深い切れ込みの葉

 3月頃から新芽が出てくると、草餅(よもぎ餅)が頭をよぎります。誰が餅に入れるとおいしいと思ったのでしょう。一口食べると口の中に独特のヨモギの香りが広がります。香りの成分はシネオール、ツヨンなどのようです。3〜5月に出る若葉(15〜20僉砲鱶Г任匿紊砲気蕕轡▲抜きして、お餅の中に加えます。その他油いため、天ぷら、ゴマ和え、辛し和え、ヨモギ酒などにも利用できます。

また、薬用としての効能も多く、手軽にできるのはヨモギ風呂でしょう。生葉でも乾燥葉でも良く、布袋又はハンカチに包んで風呂に入れます。腰痛、腹痛などに良いようです。

 そして、お灸に必要な艾(もぐさ)はヨモギの綿毛です。ヨモギの若芽を干して、裏側の綿毛だけを振るい落として集めたものです。

芽生えたヨモギ、よもぎ餅、裏面の白い毛

 新茶によもぎ団子やかしわ餅、お抹茶によもぎ餅、などの組み合わせは5月の一休みにピッタリですね。とてもゆったりした時間が流れそうです。

次回はミツバです。

グリーンアドバイザー
アロマテラピーインストラクター

 
内田 千穗

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